■木下勉,村木祐太,松山克胤,今野晃市:トリム曲面を用いた土器の欠落形状の表現手法, 芸術科学会論文誌, Vol.11, No.3, pp.47-58, (2012).

(PDF:http://www.art-science.org/journal/v11n3/v11n3pp47/artsci-v11n3pp47.pdf)


Abstract:
遺物である土器は,多くの場合が砕けた状態で遺跡から出土する.出土した土器片は,土器の分類から,組み立て,復元までを手作業で行っている場合が多い.このとき,欠落部分は石膏などを用いて人手により埋める必要がある.本論文では,破片が欠落している部分に着目して,欠落部分の周りの形状から,欠落部分を表す曲面形状を表現する手法について述べる.本手法は,まず土器表面にローパスフィルタを施し,表面から文様を取り除く.次に,文様を取り除いた表面を利用して,穴をふさぐ曲面をフィッティングにより生成する.最後に,穴の境界を構成し,その境界とフィッティングした曲面により,トリム曲面を構成する.





















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