レンジセンサを使用することで,建造物の幾何情報が点群として得られます.建造物全体の幾何情報を得るためには,
複数の点群を統合する位置合わせ処理が必要になります. |
■領域分割
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(a) 一回目 | (b) 最終結果 |
図1 領域分割の結果 |
図1は領域分割の結果です.図1(a) では,各平面領域に属する点群を異なる色で
表しており,中央の灰色部分は領域に属さない残存点群を表しています. |
図2 二分木で表されるデータ構造 |
また, 図1(b) に示した最終的な領域分割後のデータ構造は,図2 に示すような 二分木で表されます.1回目の領域分割によって,単位点群は平面 領域に属する点群と平面領域に属さない残存点群に分割され, 2回目の領域分割結果も同様となります.以上のように,残存点群に対する特徴線抽出と, 平面領域に属する点群の探索を繰り返し行うことで,単位点群が階層的に領域分割されます. |
(a) 測定方向 1 | (b) 測定方向 2 | (c) 測定方向 3 |
従来の手法による特徴線抽出結果 | ||
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(a) 測定方向 1 | (b) 測定方向 2 | (c) 測定方向 3 |
本手法による特徴線抽出結果 | ||
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(a) 測定方向 1 | (b) 測定方向 2 | (c) 測定方向 3 |
稜線生成に使用した平面領域 |
(a) 点群 | (b) 特徴線 |
位置合わせ処理後の点群と特徴線 |