■ 大規模ポリゴンの領域分割
■分散軽量化手法の計算負荷を考慮した大規模ポリゴンモデルの領域分割手法", 芸術科学会論文誌, Vol.12, No.2, pp.82-91, (2013). (PDF:http://www.art-science.org/journal/v12n2/v12n2pp82/artsci-v12n2pp82.pdf) 塩谷大樹,松山克胤,今野晃市,徳山喜政
概要 筆者らは,QEM手法を高速に実行することができる,分散QEM手法を提案している. 分散QEM手法は,データを分散させて,複数のPCで並列にQEM手法を適用すること により高速化を実現したものである.本研究は,既提案の分散QEM手法の拡張を行うも のであり,新たな領域分割手法の開発により,分散化効率の向上および適用可能なデータ サイズの向上を行うものである.既提案手法では単純にサーバあたりのポリゴン数が均等 になるように領域分割が行われているのに対し,本手法では,ポリゴンモデルの局所的な 特徴が領域ごとに異なる事実に着目し,効率的な分散化のための領域分割を行う.また, 既提案手法ではクライアントPCで領域分割を行っていたのに対し,各サーバで分散的に データ読み込みを行うことで,より大規模なデータに対しても分散QEM手法を適用可能 にする.分散軽量化の処理時間は,領域分割処理と軽量化処理にかかる時間の合算である. 本手法は従来の手法に比べて,領域分割処理にかかる時間は増大したが,軽量化処理にか かる時間については大幅な改善が行われ,結果として計算時間の短縮を行うことができた.
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